北京にある世界遺産の故宮博物院、別名紫禁城へ行ってきました。(2017年7月)
故宮は、清朝滅亡まで皇帝の居住地だった北京の誇る宮殿、超有名どころの観光地です。
照りつける真夏の太陽のもと広大な故宮を歩く覚悟をして朝イチで行ったのですが、雨女パワーを余すところなく発揮し曇り時々雨というお天気でした。照りつける太陽を覚悟していたので、さほど暑くなくラクに見てまわれたのでした。
- 北京といえば天安門広場
- 訪れる前にみたい映画
- 今回見てまわったルート
- 午門までやってきた
- 紫禁城の中心的建物、太和殿
- 中和殿・保和殿。そろそろ歩き疲れてきたぞ
- 内廷(乾淸宮・交泰殿・坤寧宮)に入るぞ
- 御花園 皇帝の庭
- 故宮の北端、神武門
北京といえば天安門広場
北京。といって思い浮かぶのは天安門ではないでしょうか。広場に入るには軽くセキュリティチェックがあります。
ちなみに故宮博物院の入り口は、現在は天安門側(南側)だけです。
実は故宮には訪れたことがあるのですが、当時は天安門と逆側の神武門(北側)から入れました。下調べせず行ったら、危うく何キロも遠回りするところでした。
訪れる前にみたい映画
紫禁城を訪れるなら、ぜひみたい映画が「ラストエンペラー」です。
1987年公開の映画で、清朝最後の皇帝、愛新覚羅溥儀の生涯のお話です。坂本龍一が音楽を手がけ、アカデミー賞を受賞したヒット作です。波乱万丈の溥儀の生涯を描いたこの映画の宮殿シーンは、実際に故宮を貸し切って撮影されていて、美しい故宮の姿を見ることができます。
大昔、北京の怪しいw露店で購入した中国語版のDVDを引っ張り出して、中国語の復習を兼ねて訪問前に見返しました。時を経ても美しいものは変わりませんね。
今回見てまわったルート
紫禁城はゆっくり見てまわるとまるまる1日かけて見れるかどうか、くらいの広さです。今回は半日で見てまわりたかったため、美術品はみずにメインとなる建物を見てまわりました。
午門から神武門へ単純にまっすぐ突き抜けました。公式ホームページのおすすめルート2時間コースをベースにまわりましたが、チケットの購入や混雑やちょっと疲れて休んだりで半日かかりました。
午門までやってきた
天安門を抜け、午門までやってきました。やっと入り口です。ここでチケットとやる気のないセキュリティチェックがあります。
午門は故宮を取り囲む城壁の南門です。
紫禁城の中心的建物、太和殿
やっと建物までたどり着いた・・と思ったら、門でした。外朝の正門の太和門。橋を渡り太和門を抜けると、壮大な広場の向こうに建物が見えました。
今度こそやっとたどり着きました。太和殿。歴代の皇帝即位式とか、重要な式典が行われた建物です。
太和殿自体も壮大なのですが、前の広場がこれまた広いのです。「ラストエンペラー」で幼帝にむかって官吏たちが跪くシーンですよ。
太和殿の前の龍を描いた石板はラストエンペラーそのままの世界。石は1枚からできてるそうだ。すごー。多すぎる観光客は脳内Photoshopで削除します。
玉座です。中に入れないので、遠くから(人にもまれながら)撮影。さすがに綺麗に修復されています。
英文と並ぶと中国語の短さが際立つ。表語文字便利だなー。
中和殿・保和殿。そろそろ歩き疲れてきたぞ
太和殿のすぐ後ろにある建物が中和殿です。ここは、行事なんかがある時、皇帝の控えの間として使われていたらしいです。
中和殿の後ろにある保和殿、科挙(昔あった超エリート官僚試験)はここで行われたそうです。
時代によっては、皇帝のお着替えの場所だったそうです。着替えるだけにしては広すぎです、さすが皇帝。
ぶっちゃけ、この辺りになると歩き疲れてきます。普段の運動不足が身にしみます。
そして人が多すぎる。
内廷(乾淸宮・交泰殿・坤寧宮)に入るぞ
保和殿を抜けて乾清門にたどり着きました。ここから先は皇帝の生活エリアだったところ。乾清宮、交泰殿、坤寧宮と続きます。
乾清門の壁かわいい。
乾淸宮は、皇帝の寝殿だったり執務室だったりした場所だそうです。内廷に入るとね、ぐっと狭くなるから人口密度が上がる・・
交泰殿まできました。人多すぎでアップの写真しか撮って無いんですが、中和殿とすごくよく似てるんですよ。あれ?道間違えた?って思った。皇后の誕生日とかをここでお祝いしたらしいです。
坤寧宮にきました。っていうか、修復が・・色が薄いよwカメラのせいじゃないよw
皇后の寝殿だったりしたようです。このへんになると蒸し暑くて疲れてきて、案内読むのもめんどくなってくるw
御花園 皇帝の庭
御花園までやってきました。ここは紫禁城最大の庭、らしいのですが狭い!入り口の門ですら、この状態。
中は東西対称に建ってる建物とか、老木とかひしめいてて、こじんまりしております。
千秋亭はゆっくり見ることができました。天壇と似た形・・。中国の宇宙観、天円地方の思想に基づいて建てられてるのがわかります。
天井の装飾が美しいです。
故宮の北端、神武門
神武門まできました。この神武門は「ラストエンペラー」でクーデターによって溥儀が紫禁城を退城した門です。これで故宮の見学はおしまいです。